トヨタセルシオ A仕様  ■なぜA仕様のボディカラーがブルーグレーなのか・・・

当初のセルシオのグレードは4つ。安い順にA仕様(455万円)B仕様(530万円)C仕様(550万円)C仕様Fパッケージ(620万円)。基本的に装備の違いによる価格差です。発表された1989年といえば日本はバブル真っ只中。世のおじ様たちが「セルシオの一番高いのもってこい!!」とオーダーをしたのは想像に難くありません。話によると高いグレードからバックオーダーが増えクラウンを乗り継いだ上客でも[1年待ち]の世界。人気カラーはホワイトパールとダークグリーン。もともとアメリカ向けに開発・生産をしていたクルマなので日本では品薄になったのは仕方ありません。
恐らくこのクルマの最初のオーナーもきっと一番高いの買おうとした筈・・・そうしたらもれなくの2年待ち・・・「A仕様のブルーグレーなら即納できますけど・・・・」とセールスに言われたのではないかと推測します。不人気の簡素仕様なら在庫があったのでしょう。結果的にこれがよっかったのですが。

■初代のいいところ その1

旧くはなりましたが「これが気に入ってずっと乗っています」という自己陶酔の世界に浸れるのも初代だけの特権(?)。2代目3代目、ましてやレクサスLSと並んだって涼しい顔でいられます。ナンバープレートの34の部分がまだ2桁の時代に所有者を変更したので中古車で安く買いました感が薄らいでいるのも細かな話ですが大切なところです。

■初代のいいところ その2
トヨタが世界の高級車市場に初めて挑戦した車。きっと手探りで作り上げていったに違いありません。

例えば複雑なドアヒンジ形状や何重ものウェザーストリップ部分などはいかにも「手馴れてない」ゆえの過剰な作り・・・・お得な気分です。北海道の士別に新しくテストコースを作り、従来の工作機械では精度が出せないと生産設備まで作り変えたというのもありがたい話です。


■ながく乗るならA仕様が結果お得 その1

装備が簡素化されているA仕様は最上級グレードのC仕様Fパッケージに比べてなんと100kgも身軽。燃費もいいです。ABSもトラクションコントロールもハイマウントストップランプも自動防眩ミラーも超音波雨滴除去ドアミラーもCDチェンジャーもワイヤレスドアロックもないあっさりとしたもので清々しいくらい。電気仕掛けの装備が省略されていて故障の原因が少ないことは15年乗るとなるとじわりじわりと効いて来ます。エアバック、オートライトにパワーシート、オートクルーズはかろうじて付いていますがシンプルです。

■ながく乗るならA仕様が結果お得 その2

最上級グレードのC仕様のサスペンションが電子制御のエアサスのところA仕様とB仕様はバネ。*B仕様にはコイル+ピエゾTEMSという電子制御が入っています。
エアサスの場合、圧縮した空気を閉じ込めておくための複雑な機構且つ高負荷によっておこる経時劣化や故障が考えられますがバネ自体が劣化することはそうそうあることではないので交換を心配することはありません。同年代のエアサス仕様に乗っていた親戚のセルシオも近所の会社の社長のセルシオも10万キロ超えた付近でエアサス交換してました。2件だけの例で判断をしてしまうのは危険ですが・・・・
受信アンテナを車内に設置できないとは・・・・

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